複合機をリースで契約中の事業所の方から、よくこんな声を聞きます。「月額費用を見直したい」「もっと高機能の機種へ替えたい」などです。他にも様々な理由は考えられますよね。
なので、すでに複合機のリース契約の中途解約を検討され、お調べになられている方もいらっしゃるかも知れません。
今回、「『リース中の複合機入れ替え』メリット&デメリット」と題し、良い点悪い点の両面から詳しく解説してみたいと思います。
複合機のリース契約の途中解約を行う前に、この記事を参考にして頂ければ幸いに存じます。
複合機のリース契約を中途解約するメリット
まずは良い点から。2つご紹介します。
メリット1、最新の機種を導入できる
リース契約を見直すと、新しい機種に入れ替える事が出来ます。最新の機種の中から、今まで無かった便利な機能や、印刷能力がとても向上している製品が選べます。
印刷が遅くて待たされたり、インクが擦れて仕上がりが悪かったりといった、日頃のお悩みからきっと解放されることでしょう。
最新の機種は高性能なうえ、あらゆる機能が備わっています。その機能を業務に活用して効率化を図れば、そのメリットは言うまでもないですね。
メリット2、固定費の削減ができる
毎月の固定費が高くてお悩みでしたら、リース契約を見直して新しい契約を結ぶことでコストを削減できる可能性があります。
最新の複合機は性能が向上しており、効率的なのでトナーや電気代が抑えられます。また、月額料金がお安いリース会社に乗り換えても良いかもしれませんね。
いずれにしましても、古い機種のまま高いリース代金をお支払いされてる場合も考えられますので、ぜひ検討してみましょう。
複合機のリース契約を中途解約するデメリット
それでは悪い点も見ていきましょう。中途解約にはデメリットも考えられます。
デメリット1、残債処理が発生する
リース契約を中途解約すると、残りの年数に応じた残債の一括請求が発生します。契約期間が長いほど、その費用はかさみます。決して安くは無い負担になり得ますよね。
例えば毎月のリース料金が10,000円で、1年のリース契約が残っているとします。その場合、10,000円×12ヶ月で合計12万円の残債を一括でお支払いすることになります。
残りの契約年数によっては、相当な費用がかかる場合も考えられますね。
とはいえ、最新の複合機を導入してランニングコストを抑えることで、差し引きするとメリットが出る可能性もあります。
なので中途解約による残債と、新しい複合機によって抑えられるコストをよく比較してみると良いでしょう。
また、リース会社にもよりますが、新規の場合など条件によっては残債を負担してくれるケースがありますので、契約する会社ごと乗り換える場合は相談してみて下さい。
デメリット2、入れ替え作業が必要になる
当然ながら、複合機の機種を変更する場合には入れ替え作業が発生します。
契約時には機器の設定や、事業所内レイアウトの変更など、多くの人員や担当者が稼働しますよね。ところが解約の場合、リース会社によっては入れ替え作業に消極的なことがあります。
もし中途解約先のリース会社がやってくれないと、別の会社に入れ替え作業を依頼せざるを得ない可能性も出てきます。これはちょっと困りますよね。
複合機のリース見直しは、しっかり比較検討を行いましょう!
複合機のリース契約見直しには、良い点と悪い点があることをお分かり頂けたことと思います。複合機の見直しは大きな契約となることも多く、簡単にやり直しは利きません。あとから後悔しても困りますよね。
この記事をご覧になられている事業者様の中には、複合機のリース契約見直しをお考え中の方も多いかと思います。メリットとデメリットを見極めた上、しっかりと比較検討を行うことを強くお勧めします。
それでは最後までお読みいただき、ありがとうございました。