社内のプレゼンや会議または営業先への案内など、資料やパンフレット、小冊子を印刷して製本することがあるかと思います。
数が多い場合はまとめて印刷会社に発注したりしますよね。ですが、社内の複合機で作成することも可能なんです。
そこで今回は、複合機に備わる便利な製本機能を3つご紹介します。
これから複合機を活用して製本作業も行ってみたい、とお考えの方にこの記事を参考にして頂けたらうれしいです。
この記事のポイント
- 便利な複合機の製本機能
とても便利な製本機能
複合機で利用可能な製本機能を3つご紹介します。
機能1、自動で面付けできる機能
綴じ方によってページの割り振りが変わるなど、製本にも色んな方法がありますよね。
複合機の得意な中綴じ製本もそのひとつ。冊子の中心をホチキスで止め、折り込んで製本します。
この場合、単純にページ順に重ねて印刷すると製本したときに順番が入れ変わってしまいます。そうならない様に、キチンとページ順になるよう印刷物に順番を割り振ることを面付けと呼びます。
従来は作業する人が自分で計算したうえ、印刷する順番を決めて操作しなければいけませんでした。ところが複合機の機能で、この作業を自動でやってくれるものがあります。
用紙サイズと製本方法を選択すれば、あとは自動で面付けが行われますので、いちいち面付け計算をする手間が無くなりますよね。
機種によっては綴じ方や折り方など、色んな方法を選べるため様々な形の冊子が簡単に製本できます。
この自動面付けの機能はとても便利です。注意したいのは、綴じしろを考慮してページを作成しないと画像や文面が折り込まれてしまう点です。ここだけはちょっと手間を加えてあげて下さいね。
機能2、両面に印刷できる機能
2つ目は両面印刷機能。その名の通り裏表に印刷をすることができる機能です。
片面印刷だと、印刷できていない面と面を貼り付ける作業が生じます。これはとても手間がかかりますよね。
この両面印刷機能を使えば、ただ折り込むだけで済みます。さらにページごとの厚みが均等に仕上がるので、とても美しい冊子が出来上がります。
この際、用紙が薄いと透けてしまう場合がありますので、両面印刷する時は用紙を少し厚めのものにしましょう。
機能3、フィニッシャー機能
3つ目はフィニッシャー機能。製本する際に自動で綴じ作業をやってくれる、とても便利な機能です。
通常、複合機で印刷した場合には製本作業が必要ですよね。折りこんだりホチキスで留めたり、けっこうな手間がかかりますよね。
このフィニッシャー機能を使えば自動的に製本されて仕上がりますので、大幅に作業を省くことが出来ます。
ですが普通の複合機にはこのフィニッシャー機能は搭載されてません。外付けのオプションを付加して初めて利用可能となります。
高機能オプションの中には50枚~100枚の紙を製本できるものもありますが、その分導入価格は高額になってしまいます。
基本的に複合機での製本の場合、少部数を想定していますので大量印刷に向いていません。
もし100部以上など大量の製本をする場合は、印刷能力が低下してしまうリスクが生じます。そのような際は、専門の印刷業者に依頼するほうが無難です。
事業所などでの少ない部数の製本に、複合機は大いに役立つはずです。能力を超えた作業には負担がかかり、故障の原因になりかねません。取り扱いには注意しましょう。
印刷から綴じ作業まで。製本機能で便利に!
いかがだったでしょうか。複合機に備わる、便利な製本機能を3つご紹介しました。
複合機の製本機能を上手に活用すれば、オフィスでの製本が簡単に行えることがお分かり頂けたのではないでしょうか。
実は複合機は商用利用できるほど、クオリティの高い製本が可能です。ページごとのデータを作成すれば印刷から面付け、綴じ作業まで。製本の全てを自動で行ってくれます。
とはいえ、機種やグレードによって搭載されていないものがあるので、製本機能の有無は事前に確認して複合機を選びましょう。
すでに複合機をお持ちであれば、オプションで追加できるか専門業者に相談してみるのも良いかもしれませんね。
ぜひ本記事を参考にして頂き、これから複合機の製本機能を便利に活用してみて下さい。
それでは最後までお読み下さりありがとうございました。