はじめに
どこの会社でも当たり前にある複合機やコピー機ですが、こんな風に思ったことがあるかもしれません。
「自分が使っている複合機って他より安く使えているんだろうか?」
そういったコピー機や複合機の費用を考える上で無視できない要因がカウンター料金です。
カウンター料金については複合機やコピー機を使っている方なら一度は耳にしたことがあるかもしれません。
そして今回はこのカウンター料金について詳しく解説をしていこうと思います。
このコピー機や複合機のカウンター料金の仕組みを知ればコスパを下げられるし、運用面でも今よりもスムーズに使うことが出来ます。
そのためぜひ今回の記事を読んでみてください。
それでははじめていきますが、まずはコピー機や複合機の印刷コスト計算方法についてです。
コピー機、複合機の印刷コスト計算方法
カウンタ料金のお題に入る前に、まずは複合機にかかるコストについて説明させていただきます。
あなたはお家で年賀状印刷する時にプリンターの消耗品(インク)ってどうやって確保してていますか?
量販店で購入?
ネットでお取り寄せ?
色々購入方法はあるかと思いますが、インクジェットプリンタを使う時、当たり前ですがインク本体を購入してますよね?
しかし業務用の大型複合機やコピー機になると少し話が変わってきます。
複合機やコピー機でもお家のインクジェットプリンタ同様に消耗品を購入して利用する方法は確かにあります。
そんな中、もう一つの利用方法として『月払いの契約』をすることによってトナーが無料で送られてきて使用できるパターンというものがあるんです。
昔は前者のパターンの方が多かったんですが、ここ最近の複合機やコピー機って月払いの契約の方が一般的になりつつあります。
この月払いの契約のことをカウンター方式と言います。
そのカウンター方式において毎月の費用を算出する時に、カウンター料金という単価を用いるのが基本的なパターンとなります。
対して量販店のインクのように消耗品本体を購入する契約のことをキット方式と呼ばれています(メーカーによって呼び方は違いますのでその点は注意が必要です)
それでは次のところでは実際のカウンター料金について話していきます。
カウンター料金とは??
カウンター料金とはカウンタ方式のプランにおいて印刷枚数によって加算される課金形態のことを言います。
モノクロとカラーいずれも『一枚あたりのカウンター料金』が異なり、レーザー複合機(コピー機)の場合、相場としてはおよそ以下のような価格帯になります。
- モノクロ :1〜3円
- 2色カラー :5〜10円
- カラーコピー :15〜25円
- カラープリント :15〜25円
モノクロよりもカラー印刷がいかに高いかよくわかるのではないでしょうか。
モノクロで済むのだったら印刷時にモノクロ指定して印刷した方が良いことを覚えておいて下さい。
また、上記価格を見てわかるように一般的にはメーカーや販売代理店、あとは印刷枚数によって全く異なってくるため、一律この金額でというのはありません。
このカウンタ料金に基本料金をプラスした金額がいわゆる『毎月かかる印刷コスト』になるわけです。
この毎月かかる複合機・コピー機の印刷コストですが、どこの会社も1円でも安く済ませたいという声をよく耳にします。
そのためなるべく安く導入する記事を後ほどご紹介させていただきますね。
その前に、次のところではカウンター料金に含まれるオプションについてまずはお話をしていきます。
カウンター料金には修理費用が含まれている
業務用の大型複合機・コピー機で契約するカウンター方式の費用には修理代やメンテナンス費が含まれています。
そのため使用中に故障しても(よほどお客様の過失でもない限り)無料でサービスを受けられることが一般的です。
ここが一般家庭でよく使われるインクジェットプリンタと大きく違う点になります。
もちろん量販店のインクジェットプリンタでもインク代とは別にメーカーと出張保守の契約をすればカウンター方式と同様のサービスを受けることができます。
ただ多くのモデルは保守契約を結ぶよりも買い換えた方が安くなる場合が多いのが実情なんです。
そういったことの違いが業務用のコピー機、複合機と一般向けインクジェットプリンターの中であります。
それでは次のところでコピー機、複合機についてカウンター料金を見る際の注意点について話していきます。
カウンター料金を見る際の注意点
注意点としては3つほどあります。
- 両面印刷は2回分としてカウントされる
- カウンター方式は用紙サイズ関係なし
- ベタ印刷でも一枚は一枚
これらについてここから詳しく解説をしていきます。
両面印刷は2回分としてカウントされる
複合機やコピー機で印刷する時に両面印刷すれば1枚分で済むのではないかとお思いの方もいるでしょう。
けれども残念ながら両面印刷は2枚分としてカウントされるため、用紙の節約ぐらいにしかならないのです。
よって両面印刷うんぬんより、2ページ分をなんとか1枚に収めるなど工夫して出来るだけ費用がかからないようにした方がお得となります。
カウンター方式は用紙サイズは関係ない
カウンター方式は用紙サイズがA3だろうがB5だろうが一枚は一枚とカウントされます。
よってA4サイズを2枚カラーコピーしたい時は、隣同士ぴったりくっつけてA3サイズに収めた上でA3としてコピーすれば1枚分で済むのでとてもお得です。
これについてはあまり知られていない方法なので節約をしたい方はぜひ試してみてください。
ベタ印刷でも一枚は一枚
カウンター方式はベタ印刷の時に一番お得感を得ることができます。
ベタ印刷とは用紙の大部分を画像で占めるような印刷方法のことを言います。
当然ながらトナーを多めに消費してしまいますがカウンタ方式は枚数でコストが算出されるのです。
そのためトナーをたくさん消費する目一杯の画像を印刷しても枚数は1枚ですから、キット方式よりもコストを抑えた形で印刷できるというわけです。
こういった裏技もありますので画像をたくさん印刷しなくてはならない時に活用をしてみて下さい。
終わりに
ここまでコピー機、複合機の印刷コストはカウンタ料金次第という話をしてきましたがいかがだったでしょうか?
コピー機、複合機リースに関してはカウンター料金が必ずかかってきます。
そのためこういったカウンター料金の仕組みを理解しているだけでコストカットが可能となりますので覚えておいて下さい。
一方で、こういったカウンター料金が一切かからないコピー機、複合機レンタルという手段も最近では人気です。
これについて人気レンタル会社3社を比較した記事を作りましたので参考にして頂けたらうれしいです。
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そのためぜひ興味がある人は気軽にお問い合わせください。
最後まで読んで頂き本当にありがとうございました。