複合機を導入する場合、機種選びはもちろん重要ですが設置する際にも注意を払いたいものです。
専門業者が取り行うとはいえ、ユーザー側もあらかじめ設置工事の流れを把握しておくことで、円滑に導入を進める事ができるからです。
今回は、複合機を設置する際の準備や、設置工事の流れを3つのステップに分けて解説したいと思います。
この記事のポイント
- 複合機設置の具体的な流れ
- 事前の準備や用意するもの
『複合機設置』3つのステップ
複合機設置までに必要な流れは、以下の3つに分けられます。
複合機を設置するまでのステップ
- 複合機を設置する場所の確認
- 設置予定日の確認
- 機器搬入と設置工事の実施
この3つのステップごとの流れ、注意すべきポイントについて解説していきます。ぜひ最後までご覧いただき、設置工事をスムーズに行えるようご参考になさって下さい。
ステップ1:
設置場所の確定と搬入経路の確認
まず行うのは、複合機を設置する場所と搬入する際の経路の確認です。複合機の設置工事において最も重要な下準備と言えます。全体の流れを円滑に進める為に欠かせない準備です。
また、業者の下見の際には整理整頓を行い、経路や設置場所に余計なものが無い状態にしておきましょう。
ただ、場合によっては業者による現場の直接確認が無いケースも考えられます。その際はユーザー側で準備を行う必要がありますよね。
ここからは、下準備の時の大事なポイントを解説していきます。急に慌てることの無いよう、しっかり把握しておきましょう。
複合機の搬入経路は?
複合機の設置場所は決まっていますか?事前に事業所内でしっかり打ち合わせておきましょう。
設置場所が決まれば、次に搬入経路です。上階に設置するなら、階段やエレベーターの利用は可能かどうか。複合機の大きさにより考慮する必要があります。
工事はスムーズに行うためにも、搬入経路はかなり重要な確認ポイントと言えます。
上のフロアに設置するのに階段しか使えない場合など、必要に応じてスタッフを用意するケースもありますよね。
場合によっては追加料金がかかることも考えられます。あらかじめ確認しておき、業者に伝えましょう。
電源とLANケーブルは問題ないか
複合機において電源コンセントやLANケーブルのコネクタは、無くてはならないものです。また、仕様によって電話線も引く必要があります。
もし設置予定場所にそれらが無ければ、問題解決の為に設置作業が滞ってしまいます。円滑に進める為にも、コンセントとコネクタは具体的にどこのものを使うのか、あらかじめ決めておく事が大切です。
必要なら事前に配線工事を行い、電源コンセントとコネクタ類は必ず確保しておきましょう。
ステップ2:
設置工事の日程を確定する
1つ目の状況を業者に伝えたら次に、設置工事の日程を確定しましょう。
担当者などが立ち会い可能な候補日をいくつか挙げておくことで、業者側とスムーズに設置日を調整できます。その際に日程を確認すれば、全体の流れが把握できますよね。
使用中の古い複合機がある場合は、その複合機の撤去工事を済ませてから新しい複合機の設置日を設定する必要も考えられます。
そういったケースに対応する為にも、設置工事の全体像を把握しておくことが大切です。
ステップ3:
複合機の搬入と設置工事の実施
いよいよ最終段階。これまで下準備をしっかり行い、ようやく設置工事が実施の運びとなります。
工事の日には、実際に関わって来られた担当者様が立ち会う必要があります。
ずっとそばにいる必要は無いですが、業者からの連絡は取れるようにしておきましょう。
複合機の設置が完了したら業者と担当者様、立ち合いのもと動作・接続の確認をします。
接続したパソコンから実際に文書をプリントする、ファクスを接続した場合はファクスを送信してみる、コピーや印刷などの機能をみるなど。操作がつつがなく行えるか確認しましょう。
全て問題なく動作すれば、設置工事の完了となります。
工事の流れを把握して円滑な複合機の設置を!
いかがだったでしょうか。複合機の設置工事について、3つのステップに分けてそれぞれ解説しました。全体の流れと、必要な下準備がどういったものかご理解頂けたのではないでしょうか。
設置工事が滞ると、複合機を使用できない期間が生じる可能性もあります。全体の流れを把握することでスムーズに設置作業を進め、そんなリスクを回避できます。
同様に、トラブルにも対処しやすくなりますので、設置工事の下準備と工程の把握はとても大切なことなのです。業者に頼りきるのでは無く、全体をコントロールするような心構えも必要かもしれませんね。
それでは最後までお読み頂き、ありがとうございました。