単発イベントや仮設オフィスなど、短期間での複合機のニーズはそれなりにあるかと思います。その際、リースにするかレンタルにするかで迷われる方、結構いらっしゃるんじゃないでしょうか。
ズバリ言いますと、短期的な運用でしたら断然レンタルがおすすめです。
今回は、複合機のレンタルのメリットとデメリットを、それぞれ詳しく解説していきます。リース契約との比較なども交えてお話しますので、よかったら最後までお付き合いください。
この記事のポイント
- 複合機レンタルとは
- レンタルに適した期間とは
- 複合機レンタルのメリット&デメリット
複合機のレンタルとは
まずは複合機のレンタルの仕組みからご説明します。
長期間の利用予定がない場合、レンタル契約することで中古の複合機を利用できます。月額料金が発生しますが、1か月~3年程度の短期間であればお得なケースが多くなってきます。
レンタルとリース
同じような意味の言葉なので混同されがちなのですが、レンタルとリースではその仕組みが大きく違います。
レンタル契約
- 所有者は複合機業者
- 中古を扱う
- 契約は1か月~3年程度
リース契約
- 所有者はリース会社
- 新品を扱う
- 契約は3年~7年
・新品の複合機を長期契約で運用するのがリース契約
・中古の機器を複合機業者から借りる契約がレンタルです。
あらかじめ短期の利用が分かっている場合は、やはりリースではなくレンタルでの契約をおすすめします。
当然ながらリースは長期向けサービスなので、最低でも3年以上での契約と決められているからです。
それでは、契約期間が3年ちょうどの場合はどうでしょう。これは微妙なラインですので、レンタルをとリースの双方に良いケースは考えられます。
何を重視するか、それぞれの持つメリットで選択すると良いでしょう。
リースでしたら高機能な機器を導入できますし、レンタルの方は利用期間を自由に選べるメリットがあります。
それでは次項からは、レンタル契約のメリットとデメリットについて詳しく解説します。
複合機レンタルのメリット
リースと比較した場合、レンタルにはいくつかのメリットがあります。
その特徴や魅力をふまえ、わかりやすく解説していきましょう。
複合機レンタルのメリット1,期間を決めて借りる事ができる
まず1つ目のメリットは、必要な期間だけ借りられることです。
レンタル業者によって費用などの条件は違いますが、最低1日から借りられる場合もあります。契約期間を自由に選べるのは大きなメリットと言えます。
リースは最低契約期間があるので、短期間の使用ならどうしてもレンタルがお得ということにならざるを得ません。
また、予定より早く契約を解除したとしても、特に違約金を請求することなく解約に応じてくれるレンタル業者もあります。
中途解約すると残った契約期間の残債を請求されることの多いリースと比較した場合、その点レンタルは自由度が高いと言えますよね。
気軽に契約できて終了時期もある程度自由なレンタルは、短期間の利用であれば無用な出費も抑えられるので非常におすすめです。
複合機レンタルのメリット2:審査が無いので契約しやすい
レンタル契約はその性質上、特に審査がありません。
数日から3年程度の短期間運用で、基本的に中古の複合機になりますので利便性を考えると厳格な審査を必要としないのです。
反対にリースの場合は長期契約の為、厳しい審査をクリアして初めて複合機を導入できます。機器についても最新のものを使用するので、それなりのコストがかかるからです。
なるべく利用開始期間を抑えたい場合、上手にレンタルを活用することで契約までの手間暇も短縮できるというわけです。
複合機レンタルのメリット3:緊急時にも安心できる
3つ目のメリットは、トラブルが起きた時の無料対応がセットになっていることです。
レンタル契約の場合は基本的に、保守料金も含まれています。リースと比べて毎月の利用料金が高い傾向にあるのはこの為です。
レンタル業者によって保守サービスの範囲は違いますが、通常のトラブルやメンテナンスは基本的に対応しています。
中には、消耗品のトナー交換なども無料で行ってくれるところがありますので、少しでも良い条件の業者と契約するのがベストでしょう。
複合機レンタルのデメリット
自由度が高く保守サービスも含まれる、複合機のレンタル契約ですがデメリットもあります。
この項では、3つに分けてそのデメリットをご紹介します。
複合機レンタルのデメリット1:長期間の利用には不向き
そもそもレンタルの性質上、4年以上の長期間の利用には対応してませんし、向いていません。
もし4年以上の長期利用をお考えなら、リース契約を検討したほうが無難です。
複合機レンタルのデメリット2:中古の機器になる
リースだと最新の複合機を利用できますが、レンタルではほとんど中古になります。
当然ながら動作確認もしっかり行われており、メンテナンスにも対応している機器のレンタルですので、決して使用に堪えないものではありませんのでご安心ください。
ただし、最新の機能を備えた機種ではないので、最高スペックの機器を使えないという点においてはデメリットと言えます。
複合機レンタルのデメリット3:設置や搬入出に費用がかかる
長期のリース契約では、設置や搬入出に別途費用はかかりません。ですがレンタルの場合は同じようにはいかないケースがあります。
複合機の設置には搬入出や配線、機器の設定といった作業がどうしても必要になります。それには必ず経費がかかり、最低でも3万~5万円程度が請求されます。
また、設置場所が2階以上にもなればクレーン車の使用など、条件によってはさらに高額になるケースがあることも知っておきましょう。
3年未満の短期間ならレンタルがおすすめ!
複合機を短期間で運用する際、レンタル契約するのがコストや時間などを総合的に考えると最もおすすめとなります。
もちろん、レンタルにもデメリットはありますがそれは長期間での利用と比較した場合ですよね。あらかじめ短期利用が確定しているなら、迷わずレンタルを活用しましょう。
厳格な審査もなく気軽に契約できて、期間や残債にも縛られないメリットは大きいポイントです。3年未満という期間をしっかり考慮すれば、問題なくレンタル複合機を活用できるかと思います。
ぜひこの記事を参考にして、運用するタイミングや場面に合わせて最適な選択をしましょう。
それでは最後までお読みいただき、ありがとうございました。