切り替え・再リースどちらを選ぶ？複合機のリースが満了したときに選ぶべき選択肢を解説！
複合機を導入するときににリースを組んでいる方が多いと思います。
複合機のリース契約の期間はだいたい５〜７年となっています。
契約を結ぶときに販売店から詳しく説明は受けますが、その内容は忘れてしまいますよね。
まず最初にリース契約について説明しておきます。
リース契約とは複合機などを購入するのではなく、毎月リース料を支払ってリース会社から長期間レンタルする契約のことです。
リース会社からレンタルするので、所有権はリース会社にあります。
リースの期間が満了した場合は、所有者であるリース会社に返却するのが一般的です。
今まで使っていた複合機をリース会社に返却し、新しい複合機をまたリース契約で導入できます。
しかし他の選択肢として「再リース」というものがあります。
再リースとはリース満了後に同じ機械を１年ごとに契約をして利用できるというものです。
これまでの1ヶ月分のリース料金を支払えば１年間利用することができ、１年ごとに更新すること何年でも利用することが可能です。
リース満了時には「切り替え」と「再リース」という選択肢があります。
それぞれにメリットとデメリットがあるので詳しく解説していきます。
複合機の切り替えと再リースのメリット・デメリット
複合機を切り替える場合
メリット
・最新モデルの複合機を使える
・リース料金やカウンター料金が安くなる場合がある
１番のメリットは最新の複合機が使えるようになることです。
５〜７年前の複合機からは画質が良くなったり、複合機の立ち上がりにかかる時間も短縮されています。
性能以外にも本体がコンパクトになったりと使い勝手は間違いなく良くなっているはずです。
販売店にもよりますが、リース満了時に複合機を切り替えると、これまでのリースの残債が残っていないため、リース料金を値下げしやすいです。
複合機の切り替えは、リース期間中がほとんどです。
そのためリース満了時に切り替えるとなると、販売店はリース料金を安くしてでも契約を取りたいはずです。
デメリット
・新たに5〜７年のリースを組み直すことになる
・会社の業績などでリース会社の審査に落ちることがある
デメリットは新たにリースを組み直すことになることですが、ほとんどの会社ではデメリットにならない可能性があります。
新たなリースを組み直すのがデメリットに感じる会社は、経営が苦しくて５年先まで事業を継続できるか不安に感じているといったケースが多いです。
またリース契約時には、リース会社の審査に通らないと契約が成立しません。
会社の業績が悪かったり、代表者が過去に支払いを滞納していた記録などがあると審査に落ちる可能性があります。
コロナ禍で業績が落ちている会社はたくさんあります。
そのような会社が新たにリース契約をするというのは少々不安かもしれません。
再リースの場合
メリット
・リース料金が格安になる
・今後何年も再リースで使い続けることができる
・１年ごとの契約なので、複合機の調子が悪くなったらすぐに入れ替えることもできる
再リースはリース料金が格安になることが最大のメリットです。
コストを削減することができ、機械の調子が良ければ、１年に１回の更新で使い続けることが可能です。
再リースではすでに本体代金の支払いは済んでいる状態なので、複合機を入れ替えるとなってもすぐに手続きを進めることができます。
デメリット
・古い機械を使い続けることになる
・複合機の不調や故障のリスクが高まる
・故障しても部品の交換ができない場合がある
再リースのデメリットは複合機の経年劣化による故障や不調のリスクが高いことです。
故障したらすぐに新しい複合機に切り替えられると言っても、リース会社の審査を待ったり、納品までには1週間ほどかかります。
複合機が全く使えない状態だと、その間業務に影響が出てしまいます。
またあまりに古い複合機だと、部品の交換が必要になっても、その部品の保有期間が終わっている場合があり、修理できないことも考えられます。
壊れるまで使うのはリスクがあるように思います。
まとめ
リース満了時の選択肢である「切り替え」と「再リース」について解説してきました。
リース料金が安くなる再リースは魅力的ですが、デメリットで説明したように、複合機が故障してしまった場合に業務が止まってしまうなどの影響が出てしまいます。
そのようなことを考えると、よほどの理由がない限り、リースが満了したら新しい複合機に切り替えるのが良いと思います。
ただ、個人の価値観によると思います。
それぞれのメリットとデメリットを理解した上で、そのときに適切な選択をしてください。
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