いろんな事情でオフィス移転や、引っ越しをすることはありますよね。
その際、沢山の備品や機材を運搬する必要が出てきます。箱に詰めれば済むものもあれば、どうしようかと悩んでしまうものもあるのではないでしょうか。
特に、大型で重量もあり精密機器でもある複合機は、専門の業者への依頼が必要になってきます。
そこで本記事では、複合機の全般にかかる費用と、運搬時の注意点をいくつかご紹介していきます。
もしかしたら将来、オフィスの移転があり得そうな方はぜひ最後までお読みいただき、参考になさって下さい。
複合機の運搬にはいくらかかる?
高価な精密機器である複合機には、300万円を超える機種もあります。当然ながら、衝撃にも細心の配慮が必要になってきます。
その為、家具や書籍など一般的なものの運搬とは料金も違ってくるわけです。
では、どれくらいの費用がかかるんでしょうか。
複合機の運搬費用の相場とは
まずは移動距離から算出される、基本的な運搬料金がかかります。お伝えした通り、通常の荷物より割高になる傾向があることはご承知ください。
さらに条件によるオプション加算というものがあります。オフィスが1階なのかそれ以上の階なのかで違ってきますし、その他にも様々な要素があります。
東京都から運搬の場合、例えばこのような相場になります。
- 東京都~関東近県:13,300円~28,500円
- 東京都~関西地方:35,000円~75,000円
- 東京都~九州北部:52,500円~112,500円
もちろん業者や条件により変動はありますが、おおむね距離が近ければ安くなる傾向があるようです。
また、オプション加算の料金相場は以下のようになります。
- エレベーター作業:3,000円~
- 階段での作業:4,000円~(階層による)
- 窓や屋上からの搬入出:8,000円~
- 障害物がある場合の作業:10,000円~
必ず相見積もりを取りましょう
ここまで、おおまかな運搬費用の相場をご紹介してきました。とはいえ、実際にかかる費用は見積もりを出してみないとわかりません。
移動距離、複合機のサイズや重量、人員数や特殊工具や器具など、様々な要素でかかる費用にはどうしても幅があるからです。
ここで費用をなるべく安く抑える方法として、オフィスの全体を請け負う業者へ相談してみるのも良いかと思われます。
まとめて依頼することで値引き交渉に期待が持てますし、熟練のスタッフをそろえている場合が多いので安心感があります。
複合機を含めたオフィス移転の際には、オフィス専門の移転業者をおすすめします。
複合機を運搬する時の注意点
ここまで、複合機の運搬にかかる費用をおおまかに説明してきました。
では実際に運搬する際には、どんなことに注意すればいいのでしょう。2つご紹介したいと思います。
複合機運搬時の注意点1,自力でやろうとしない
少しでも安く抑えたいからといって、自社のスタッフだけで運搬しようとするのは考えものです。やはりここは、専門の運搬業者に依頼するのが良いでしょう。
基本的に複合機は精密機械であり、サイズも大きく重いものです。慣れないスタッフが扱うことで、故障や破損のリスクが生じるのは明らかです。運搬費用を浮かせる為に、修理費用がかかっては本末転倒です。
専門業者は、精密機器の運搬を幾度となくこなしているプロです。多少の費用はかかっても、無用なリスクは避けるべきでしょう。
複合機運搬時の注意点2,リース会社には必ず事前連絡を
多くの企業では、リース契約を結んで複合機を利用しているといわれています。自社が所有する機器なら問題ありませんが、そうでないならリース会社には事前連絡をしておきましょう。
カウンター保守契約であれば、移転先のオフィスで保守点検を行う必要から、ある程度のタイミングで連絡をしておけば大丈夫です。
しかし、リース契約を結んでいる場合は注意が必要です。なぜならその複合機の所有権はリース会社にあるからです。
当然ながら、補償外での損傷や修理には応じてもらえません。ご面倒かとは思いますがリース契約の内容に従って手続きをしましょう。
また、移転の際の取り決めやルールを定めているリース会社もありますので、その点にも注意が必要です。
複合機を運搬する際は、専門業者に相談しましょう
いかがだったでしょうか。複合機の運搬にかかる費用と、その際の注意点についてお話させていただきました。
具体的な金額は、実際に見積もりを出してみないとわかりません。とはいえ、複合機を含めたオフィス全体の移転をまとめて依頼する事で、経費を抑えることは可能です。
そして、運搬する際の注意点として専門の運搬業者の任せること、リース会社には早めの連絡をしておく、この2つは押さえておきましょう。
実際のオフィス移転には、様々な作業や費用がかかります。だからこそ、必要な手続きや費用計算は早め早めに済ませ、整理しておくことが大切です。まずは、信頼できる専門業者に相談してみましょう。
それでは最後までお読みいただき、ありがとうございました。