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トナー・ドラムとは?
レーザー複合機の消耗品について解説

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業務用コピー機・複合機では基本とされているレーザー複合機ですが、その消耗品であるトナーやドラムが何かについて詳しくご存知でしょうか?

レーザー方式の仕組みや使用される消耗品について知っておくことで

「なぜ業務用にはレーザー方式が良いのか」

「業務用複合機を使う際に気を付けるべきポイントはどこなのか」

といったことについて理解することができます。

今後複合機を選ぶ際や今利用している複合機をより効果的に運用する際に必ず役立つ知識となるはずですので、ぜひ今一度確認してみてくださいね。

  1. レーザー複合機の仕組みと業務用に採用される理由
  2. トナーカートリッジとは
  3. ドラムカートリッジとは
  4. まとめ

レーザー複合機の仕組みと業務用に採用される理由

まずはレーザー複合機の仕組みについて確認しておきましょう。

レーザー方式とは、トナーと呼ばれる粉を紙に定着させることで印刷を行う印刷方式のことです。

より正確には、ドラムと呼ばれるパーツに光を利用して印刷イメージを描き、そのイメージ上に付着したトナーに熱を加えることで紙に押し付けて印刷を行います。

このため印字のブレや滲みが少なく耐水性・耐久性も高い仕上がりを実現できることが特徴です。

またインクジェット方式と比べた際に印刷速度が速く大量印刷時のコストが安いという特徴も大きなポイントと言えます。

こうした理由から、大量で効率的な文書印刷が求められる業務用の複合機や複合機には基本的にレーザー方式が採用されています。

トナーカートリッジとは

次にトナーカートリッジについて詳しく確認しておきましょう。

先ほどお話したように、トナーとはレーザー方式で使用される紙に定着するための粉のことで、トナーカートリッジとはトナーが入っている複合機のパーツのことです。

より正確には、帯電性を持ったプラスチック(高分子樹脂)に顔料などを混ぜたミクロサイズの色粒子がトナーになります。

帯電性を持っているため静電気を利用してドラムにトナーを付着させることができ、またプラスチックが原料となっているため熱を加えることで溶かして用紙に定着することができます。

一般的なカラーコピー機・複合機に搭載されるトナーはシアン(C)、マゼンタ(M)、イエロー(Y)、ブラック(K)の4色であり、一般的なA4のビジネス文書の印刷を想定した際トナー1本で約5,000枚~20,000枚の印刷が可能です。

インクの場合一般的にここまでの大容量であることは珍しくコストも高くなるため、業務用複合機ではトナーが好まれています。

そんなトナーですが、基本的に交換は自身で行うことになります。

交換方法自体は古いものを抜いて新しいものを挿し込むだけになるため説明書などの指示に従えば問題ないですが、換装時にトナーが飛び散ってしまった場合には注意が必要です。

トナーは非常に軽く小さな粒であるため飛散しやすい性質を持つ上、先ほどお話した通り帯電性を持っているため衣服などに付着しやすい性質があります。

このため取り扱いには注意が必要になりますが、とくに飛散した場合には絶対に掃除機を使わないよう注意しましょう

余計にトナーを飛散させてしまう恐れがある上、掃除機で吸い上げた際に静電気によって粉塵爆発を起こす恐れがあります。

トナーが飛散した際は掃除機を使わず、ほうきで集めたり雑巾で拭き取ったりして処理するようにしましょう。

ドラムカートリッジとは

次にドラムカートリッジについて詳しく確認しておきましょう。

ドラムとは用紙にトナーを定着させる際に使う「感光体ドラム」と呼ばれるローラーのことで、ドラムカートリッジとはドラムが入っている複合機のパーツのことです。

レーザー方式では、まず帯電した状態の感光体ドラムに光を照射して印刷したい内容の像を作ります。

そこから帯電している静電気によってトナーを付着させ、用紙に転写した後に熱によって定着させます。

像を作る際にレーザービームがドラムに照射されるためにレーザー方式と呼ばれます。

そんなドラムの寿命ですが、トナー交換3回につきドラム交換1回が目安とされています。

ドラムはトナーと異なり保守員が交換するまで待つということが多いかと思いますが、実際のところドラムの不調によって印字不良などに繋がるケースは多々あります

そのような場合にはドラムの清掃を行うことが非常に効果的ですが、清掃方法や清掃可否についてはメーカーや機種によって異なるため必ずホームページやサポートで確認するようにしましょう。

まとめ

今回は業務用で一般的に利用されているレーザー複合機・複合機について、その仕組みと消耗品を解説しました。

レーザー方式がどういった仕組みになっているのか、どのようなところに気を付けるべきなのかについてお分かりいただけたかと思います。

メーカーのサポートなどを利用することも必要ですが、こうした内容を理解しておくことでトラブルを減らしたり素早く対処したりすることができるようになります。

コピー機・複合機をスマートに運用するためにも、今回の内容をご参考にしていただければと思います。

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