オフィスに複合機を設置する場合、選ぶポイントとして費用や機能が挙げられることが多いですが、実は一番重視したいのが、印刷速度です。
印刷速度がどうして大事なのか、今回はオフィスに導入する複合機の印刷速度についてまとめています。
印刷速度をはかる指標は3つある
複合機では、印刷速度をはかる指標が3つあります。
・連続複写速度
・ウォームアップタイム
・ファーストコピータイム
では、それぞれ詳しくみていきましょう。
連続複写速度とは?
1分印刷できる枚数をあらわす指標が、連続複写速度です。
コピーするスピードをあらわしていますので、1分あたり沢山印刷できるほうが、コピーの作業が早く終わることになります。
印刷速度が速いとされている複合機は、1分あたり80枚から100枚印刷可能です。
印刷速度が遅いとされている複合機は、1分あたり20から30枚と言われているので、速度が速いほうが、業務効率もアップすることが分かるでしょう。
コピー機で印刷することが多いオフィスの場合は、コピースピードを重視する必要があります。
ただし、コピースピードが速い複合機は、本体の価格が高いため、リース料金やレンタル料金も高額となってしまいます。
ウォームアップタイムとは?
電源を落としている状態から、電源を入れて複合機が印刷できる状態になるまで、どれくらいの時間がかかるかが、ウォームアップタイムです。
また、スリープ状態から、再度印刷できるようになるまでにかかる時間も、ウォームアップタイムと呼ばれることがあります。
ウォームアップタイムに時間がかからない複合機は、10秒ほどでコピー可能になりますが、時間がかかってしまう複合機は、30秒くらいかかるため、毎日のこととなると、少し業務に支障が出てしまうかもしれませんね。
ウォームアップタイムを短縮できる機能が搭載されている機器もあるので、そのような機器を選ぶことで、素早く起動させることができるでしょう。
ファーストコピータイムとは?
電源が入っている複合機で、1枚目にコピーするものがどれくらいの時間で出力されるのかをあらわした指標が、ファーストコピータイムです。
ファーストコピータイムが速い場合は、4~5秒程度、ファーストコピータイムが遅い場合は、15秒ほどかかります。
印刷頻度が多ければ多いほど、ファーストコピータイムが重要視されます。
まとめ
従業員数が多いオフィスで、複合機を、入れ代わり立ち代わり利用しているようなケースがあるなら、ファーストコピータイムが早いほうが、業務がスムーズに進むでしょう。
このように、印刷速度は3つの指標があるため、複合機の使用頻度や従業員人数に合わせて、どの指標を一番に重視するべきか検討してください。