オフィスに複合機を導入する場合、家庭用にすれば、コストも抑えることができますし、場所も取らないからいいのではないか?と思われるかもしれません。
しかし、業務用と家庭用では、様々な違いがあります。
今回は、業務用複合機と家庭用複合機の違いをまとめてみました。
目次
業務用より家庭用のほうが費用は安い
業務用の複合機の相場は、新品で30万円くらい、中古で10万円程
家庭用の複合機の相場は3万から5万円くらいといわれています。
業務用より、家庭用のほうが圧倒的に安いことが分かりますね。
さらに、業務用の複合機は、設置の際にも設置費用が発生しますので、追加で1万から2万円くらいの出費がある場合があります
しかし、業務用複合機は、リース契約することで、月額利用料を抑えることが可能です。
例えば、30万円の複合機を7年リース契約にした場合、設置費用なども含めて、月額5千円以下で使用することができるのです。
性能は業務用のほうが高い?
業務用複合機と家庭用複合機の違いは、価格だけではありません。
性能面でも違いがあります。
性能面は、耐久性や印刷速度、解像度、塗料の種類などが比較できます。
業務用複合機は、使用頻度も高いため、それに耐えられる耐久性が備わっています。
すぐに壊れて修理となっては困りますから、何年も使えるように作られているのです。
しかし、家庭用の場合は数年で故障してしまうケースも稀ではありません。
使用頻度よりもキレイに印刷できるかどうかを重要視して作られている傾向があり、耐久性はあまり重視されていないのが現状です。
印刷速度に関しては、業務用のほうがダントツで速いです。
大量の印刷をすることもあるため、スピードが遅いと業務に支障が出てしまいます。
1分に50枚印刷できるような高スピードな機器もあります。
家庭用は、大量印刷を考慮していないため、1分間に10枚ほどが限度でしょう。
また、一度に補充できる用紙の枚数や、印刷できる用紙サイズにも違いがあります。
家庭用では、A4が主流ですが、業務用は、他のサイズも印刷できますよ。
解像度に関しては、家庭用複合機のほうが性能は良いとされています。写真印刷に使われることが多いので、解像度が高くなっていないと、キレイな写真を印刷できないからです。
業務用は、写真を印刷することは少なく、文字印刷が多いです。そのため解像度は低くても問題ないとされています。
しかし、業種や職種によっては、写真を印刷することが多いという場合もあるため、業務用の機器でも、解像度を高くしている機種もあります。
必要に応じて、解像度も確認するとよいでしょう。
最後に、塗料の違いがあります。
家庭用ではインクタイプが使われることが多く、繊細な色もキレイに印刷できますが、業務用ではトナーが使われているので、繊細な色を出すのが難しいです。
ただし、機種によっては、繊細な色が出るように作られている機種もあるため、必要であれば、そのような機種を選ぶとよいでしょう。
業務用複合機と家庭用複合機の違いをご紹介しました。
オフィスで使うなら、業務用が断然おすすめですが、状況に応じて、業務用と家庭用とを使い分けするというのもよいかもしれませんね。