複合機を使う際、消耗品として欠かせないのが「トナー」と「ドラム」です。
これらは、複合機の保守契約内容にも関係してきます。
しかし、一体どのような働きをしているモノなのか、イマイチよく分からない・・・という人もいると思います。
そこで今回は、「トナー」や「ドラム」の働きや、保守契約との関係についてご説明します。
複合機のトナーの役割は?
複合機のトナーは、インクの粉末です。
このインクの粉末が、色を付けて印刷物を出してくれます。
トナーは容器に入っていて、この容器がトナーカートリッジを呼ばれています。
カートリッジは、ブラックとカラー印刷するためのシアンやマゼンダ、イエローなどがあり、最低でもこの4色がなければカラー印刷ができません。
一般的に、ブラックのトナーよりも、カラートナーのほうが価格は高いです。
複合機のドラムの役割は?
ドラムは、トナーを印刷用紙にうつすローラーです。
ローラーにトナーが載り、用紙につくことで、綺麗に印刷されます。
ドラムは、だんだんと摩耗してしまうため、定期的に交換しなければ、印刷物が綺麗に印刷されなくなってしまいます。
保守契約とトナーやドラムの関係とは?
印刷で必ず必要なトナーとドラムですが、これらの消耗品を交換する際、交換費用が発生する場合と、発生しない場合があります。
これは、どのように契約を結んでいるのかによって異なります。
保守契約には色々な種類がありますが、一般的には「カウンター方式」「キットトナー方式」「スポット方式」の3つが主流です。
・カウンター方式とは
カウンター方式は、印刷枚数に応じて毎月の利用料が変更される契約です。印刷1枚で〇円という金額が設定されていて、1ヶ月で印刷した枚数分、金額が加算されていきます。
ここには、保守単価が含まれていて、消耗品の交換や、故障の際の修繕費用、メンテナンス費用などが込みとなっているので、追加費用を支払わなくて済みます。
・キットトナー方式とは
キットトナー方式は、トナーを購入したタイミングで修理や点検などの保守サービスを受ける契約です。トナーの料金に、保守料金も含まれているので、追加で支払う必要はありません。キットトナー方式は、トナー残量がゼロになりまでか、最大5年間は、修繕費がかからないというメリットがあります。
・スポット方式とは
スポット方式は、その都度費用を支払う契約です。消耗品の購入や、修理の際は、毎回費用が発生します。
この方式は、高額になってしまうのでは?と思われるかもしれませんが、複合機の使用頻度が低い場合で、消耗品の減りが遅いなら、お得な契約といえるでしょう。
まとめ
保守契約を結ぶ際は、トナーやドラムなどの消耗品についても考えて契約する必要があります。使用頻度が高い場合は、トナーやドラム、修繕などの費用が含まれた契約を選んだほうが経費も削減できますし、安心して使うことができるでしょう。