はじめに
コピー機や複合機は現在、様々な業種の会社で必ず使用されているOA機器と言っても過言ではありません。
いや、コピー機や複合機を使っていない会社はないかもしれません。
そんな当たり前のコピー機や複合機ですが買い換えると大体7〜8年くらいで交換をしていく業者が多いようです。
コピー機、複合機はオフィスで必ず使用しますが、費用や料金については抑えたい部分でもありますよね。
今回は複合機を格安で購入またはリース契約をする際に注意するべきポイントを解説していきます。
この記事を読めば格安リース契約の罠にハマって損をしてしまうようなことはなくなるはずです。
だからぜひ最後まで読んでみてください。
それでは早速、コピー機や複合機をリースする際のカウンター料金とはなんぞやから始めさせて頂きます。
カウンター料金とは??
コピー機や複合機をリース契約した際には必ず「カウンター料金」が発生します。
カウンター料金ってご存知ですか??
カウンター料金とはコピー機や複合機を契約した際に、使い続ける上で必ず必要になる契約です。
具体的にはこれらが挙げられます。
- モノクロ印刷料金
- カラー印刷料金
- 最低プリント料金
これら3つの内訳から構成されている契約がカウンター料金です。
カウンター料金は紙を一枚印刷するごとに発生する仕組みの契約であり、なくてはならない契約です。
ここは大事なところなので繰り返し言いますが、カウンター料金はなくてはならない契約なんですよ。
またモノクロ印刷料金とカラー印刷料金は1枚印刷するごとに単価が違います。
それらは必ず毎月発生して、月毎に集計をして料金が課金されるのです。
ちなみに最低プリント料金とは、1ヶ月に印刷した枚数の合計金額が最低プリント料金に達しなくても最低限発生する金額になります。
これについてはスマホの料金プランのようなものです。
仮に最低プリント料金よりモノクロ料金とカラー料金の印刷料金が上回った場合はその分の追加料金が発生します。
一方で、カウンター料金にはとても大事なメリットが含まれています。
それは「トナー料金無料」「メンテナンス無料」「修理料金無料」といった無料サービスです。
カウンター料金を毎月支払うことで、これら3つのサービスがいつでも無料で受けられる仕組みとなっています。
ここまでがカウンター料金についてでしたがなんとなくわかって頂けたでしょうか?
次のところでは騙されてはいけない謳い文句について話していきます。
「カウンター料金なし」の謳い文句には気をつけるべし
リース契約のカウンター料金制度はコピー機や複合機で印刷をするたびに費用が発生してしまいます。
そのため「カウンター料金なし」や「カウンター料金0円」などの謳い文句はとても魅力的に感じませんか?
そんな中、一つ落とし穴があるのです。
もしもカウンター料金なしの契約になると、「トナー料金」「メンテナンス料金」「修理料金」はどうなるのでしょうか?
カウンター料金を支払っていればこの3つのサービスは無料になると説明しましたが、カウンター料金なしだと無料にならないのではないか?
その通りです。
カウンター料金なしの場合は無料にはならずに、トナーを購入するという形で「メンテナンス料金」「修理料金」を無料にするケースがあります。
これが「トナーキット方式」と呼ばれる契約です。
トナーを有償で購入することによりカウンター料金を契約した時と同じ保守内容を受けることができる契約になります。
しかしながら、「トナーキット方式」の場合だとトナー料金は結果的に高くなってしまうので金額面で損をしてしまう可能性があるのです。
またトナーの金額は印刷枚数が多ければ多いほどトナー料金が発生してしまうコストが上がってしまいます。
そのためカウンター料金が無料と記載があったら、怪しいと思い契約内容をしっかり確認してみて下さい。
それでは次のところで2つ目の落とし穴についてお話をしていきます。
カウンター料金の罠
リース料金が格安の場合はカウンター料金に乗せられている可能性があります。
コピー機や複合機を格安のリース料金で使用できるのであればメリットは大きいと思います。
しかしながら、必ずしもメリットだけとは限りません。
コピー機や複合機のリース料金が安すぎる場合は他の部分で費用を徴収されている可能性があるのです。
別の部分とは「カウンター料金」です。
通常カウンター料金はお客様の月の印刷枚数に応じて調整する金額です。
カウンター料金をお客様の印刷枚数に関係なく高額に設定することで、リース料金ではなくカウンター料金で利益を回収する方法もあります。
また、カウンター料金の「モノクロ料金」と「カラー料金」を格安に設定し、「最低プリント料金」を高く設定する方法もあったりしますね。
やり方としては、お客様にカラー料金とモノクロ料金の部分で金額を安く見せ、最低プリント料金高く設定しておきます。
そんな高く設定をした最低プリント料金はお客様に見せずに契約する方法です。
こんなやり方はもちろんやってはいけないと思いますが、悪徳業者なら平気でやるかもしません。
そのためコピー機や複合機を契約する際は下記の項目をしっかり確認してから契約を進めてみて下さい。
- リース契約料金
- カウンター料金
- モノクロ料金
- カラー料金
- 最低プリント料金
以上がカウンター料金の罠についての話でしたが、次のところでは逆にリース料金の罠について話していきます。
リース料金に関しての罠
皆様はそもそも「リース契約」と「リース料金」に関してしっかり理解しているでしょうか?
リース契約とは会社が設備投資をする際に、物件を購入するのではなくリース会社が代わりに購入しその物件をリース会社から借りて使用する契約を言います。
対象物件としては、複合機やコピー機、パソコンやOA機器関係、他ソフト関係などです。
そしてリース契約をしたら、お客様は月に1度リース料金をリース会社に支払うことになります。
リース料金とは物件の購入金額だけでなく購入金額にリース料率が上乗せされた金額を言いますので注意が必要です。
例えば)
- リース料率 1.8%
- 複合機購入金額 80万円
- 5年リース契約
- 月の支払額=14,400円
- 総支払額=864,000円(リース上乗せ金額は¥64,000円、税抜)
本体金額のみではなく、リース料金が本体金額に上乗せされるため若干高くなります。
その料金にカウンター料金分が乗っかっているケースがあるのです。
カウンター料金分を余分に乗っけて、格安だったり料金が無料を謳い文句に広告を出す業者がいます。
そういうトリックに「お得や無料」という言葉に目が行ってしまった人は案外気付きません。
そのため業者に言われるままに契約をしてしまうことは出来るだけ避けて欲しいと思います。
終わりに
コピー機や複合機を格安リース料金で契約する場合の2つの罠について解説してきましたがいかがだったでしょうか?
通常、複合機には必ず発生する費用(カウンター料金)はあり、その費用が0円になることはないです。
仮にカウンター料金なしという状態で契約をした際は別のところで費用が回収されてことが普通となります。
それが今回解説をした2つの罠となりますのでコピー機や複合機をリースで検討される際の参考にして頂けたら幸いです。
一方で、コピー機や複合機についてカウンター料金がかからないレンタルという方法もあります。
このレンタルはリース契約と違って審査もないし、何年縛りというルールもありません。
そのためコストをグッと抑えることができる方法なので気になる方はチェックをしてみて下さい。
詳しくはこの記事でまとめましたので参考にしてみて下さい。
最後まで読んでいただきありがとうございました。