はじめに
皆さんはプリンターの寿命や買い替えの目安を知っていますか？
マウスやキーボードを除くと、PCの周辺機器で一番多く利用されているのがプリンターとなります。
もちろんコンビニなど身近なところにあるマルチコピー機を使ってプリントすることも可能です。
更には、スマートフォンからデータを出力できたり、写真や年賀状を印刷したりすることも出来ます。
プリンターについては機能が幅広いため家庭用プリンターを使用している方も多くいるのではないでしょうか。
そんな中、プリンターの寿命は案外気にしていない人が多いです。
それゆえに、今回はこのポイントを踏まえ家庭用プリンターの寿命についてご紹介していきます。
この記事を読めばプリンターの買い替えタイミングや長く使える方法がわかると思いますので最後まで読んでみて下さい。
それでは早速始めていきますがまずは買い替えのタイミングについてです。
買い替えのタイミングを把握しておこう
メーカーが想定している使用年数がある
メーカー側では家庭用プリンターの寿命を3～5年と想定している場合が多いです。
※メーカー、モデルによって前後します。
その為ほとんどのメーカーでは5年を過ぎると保証が受けられない可能性が高いです。
使用年数が5年を過ぎている場合は、修理料金が高くつく可能性がある。
だから今後の使用のことを考え、プリンターの買い替えは5年以内を提案される場合が多いでしょう。
総印刷枚数を把握する
一般的な家庭用プリンターは総印刷枚数を2万枚に設定している機種が大半です。
なぜならば印刷をする度に、インク部分や内部ローラーが消耗していってしまうからですね。
また一日に数枚印刷する場合と数十枚印刷する場合には、前者の方が圧倒的に消耗度が低いです。
それゆえに後者よりも長くプリンターを使用できる可能性が高いことを覚えておいて下さい。
ちなみにプリンターを長期間使う場合は「総印刷枚数」の設定値を超えると印刷ができなくなるというわけではありません。
買い替えの基準として、使用するプリンターの総印刷枚数を把握しておくと良いでしょう。
トラブルが多くなってきたと感じたら
プリンターを使用していく上で、「給紙の不具合」や「ノズル部分の詰まり」など、トラブルの頻度が高くなってきたら買い替えを検討しても良いでしょう。
プリンターはインクジェットプリンターとレーザープリンターの2種類あります。
法人で使用されることが多いのはレーザープリンターです。
反対に家庭用プリンターはほとんどがインクジェットプリンターとなっています。
このインクジェットプリンターで特に多いトラブルは、印刷の工程で使用するヘッド部分の消耗が原因となる「印刷の擦れや汚れ」です。
先述した通り、印刷頻度が低いほうが消耗度も低く長くプリンターを使用できる可能性が高くなります。
しかし極端に印刷頻度が低いと、前回使用した際のインクがそのまま固まっていてヘッド部分が使えなくなってしまった！ということもある。
そうならないためにも、使用する予定がない時でも定期的にメンテナンスや印刷をしておくといいでしょう。
それでは次のところで買い替えをしなくてはいけない時について解説をしていきますね。
買い替えを余儀なくされる注意点
上記でお伝えした通り、プリンターには使用年数や印刷枚数などの設定値があります。
そのようなプリンターの中には使用状況や個体差によって長年使用していても状態が良い場合もあるのです。
ところがプリンター自体に問題がなくても「買い替えを余儀なくされる」問題があります。
それは【プリンターのドライバー】の問題です。
PCからの印刷ではドライバーが必須となります。
その場合、メーカーのホームページや付属のCD-ROMから導入することとなる。
このドライバーがOSに対応できなくなると使っているプリンターも使用できなくなってしまうのです。
OSが対応できなくても、適用させる方法が全くないというわけではありませんが、パソコンに詳しい方でない場合は買い替えをしたほうが良いでしょう。
それではプリンターを出来るだけ長い間使うためにはどうすれば良いのでしょうか？
プリンターを長く使用するためにできること
プリンターの寿命が近づいてきた時の症状や、なるべく長くプリンターを使用するためにできることをご紹介します。
寿命が近づいている時に起こる症状
プリンターの寿命が近づくと起こる症状はずばり【異音】です。
出力時など動作中に音は発生するものなのでその場合は問題ありません。
しかしながら使用していく中で、印字の擦れや色調の不具合が出てくると共に「ガリガリ」「キュルキュル」という音が出る場合がある。
こういった異音が発生している場合はプリンターの寿命が近づいていると判断ができます。
長くプリンターを使用するためにできること
それはメーカー推奨のインクを使用することです。
つまり純正品のインクを使うということ。
プリンターは本体の価格を抑えてインク代で元を取るシステムのため、社外品や互換品に比べると純正インクは価格が高くなります。
頻繫にプリンターを使用する分インク代もかさんでしまうことでしょう。
少しでも安く済ませるために社外品や互換品などがある安いインクを使用される方も多いと思います。
とても安いものだと、現在は100円ショップなどでも購入可能なようです。
そのようなインクを含めて社外品や互換品が全て劣悪品というわけではありません。
ただ社外品のインクを使用することで、プリンターの寿命を短くする原因になってしまっている可能性はあります。
純正のインクを使用したほうがプリンターにとって一番適合していて長く使うことができるのです。
それゆえに、長い目で見ることを考えると、なるべく純正品を使用することをおすすめします。
終わりに
さてここまで、家庭用プリンターの寿命はどのくらいかについて解説をして来ました。
いかがだったでしょうか？
プリンターは大きく分けると以下3つのポイントがあります。
- 使用年数
- 印刷枚数
- トラブルの頻度
これら3点を指標にして買い替えのタイミングを見極めることが大事なのです。
プリンターの寿命を知ることで無駄な買い替えをせずに済みます。
またプリンターを上手に使用することで使用年数を延ばせる場合もあるのです。
それゆえに現在使っているプリンターやこれからプリンター購入を考えている方もプリンターを長く大事に使ってみて下さい。
今回の記事が何かのお役に立てたならば幸いです。
