はじめに
オフィスにプリンターを導入する場合、大型コピー機や複合機をレンタルもしくはリース契約をして導入するはずです。
そんな中、今回はリース契約について絞って話していきます。
ところで数百万円するコピー機や複合機でもリース契約をした場合は、初期費用がかからないことをご存知でしょうか?
ただし、リース契約についてコピー機や複合機費用の計算をする時に、リース料金だけで計算する事は問題がある。
リース料金以外にも、他に掛かる費用がたくさんあるからです。
そして今回の記事では具体的にかかるトータル費用をシミュレーションしてみました。
コピー機や複合機を6年間使用した場合の総費用を徹底解説していきますので最後まで読んでみて下さい。
それではまずはじめに一般的なリース契約の期間について説明をしていきます。
リース契約の期間とは??
コピー機や複合機のリース期間は、国税庁の定める減価償却資産の耐用年数が基準となっています。
その耐用年数は5年と定められている。
そういった理由から、契約者が勝手に10年間などリース期間を自由に設定することは出来ません。
耐用年数を基準に3年から7年間で、リース期間は設定されることが普通です。
逆にいうとこの期間内の年数であれば自由に設定出来るのですが、特に期間の希望を出さない商談で見積もりを依頼したとします。
そうすると5年や6年の契約期間で、リース料金見積もりが出されるケースが多いようです。
これは使い方や使用頻度にもよりますが、コピー機や複合機の寿命をなんとなく考慮した年数となる。
一方で月のリース料金に関しては、機種代金合計をリース期間中の月数で割ります。
またそれにリース会社の金利経費を上乗せした額が各会社への請求金額です。
5年間のリース契約と6年間のリース契約で料金を比較した場合、当然ですが月々の支払いは短期間の5年間が高くなります。
反対にリース料率はリース期間が長くなるほど安くなることは覚えておいて下さい。
6年間のリース料率は、一般的に1.6%から1.8%程度が多いですが多少の変動はあります。
なぜならば、この数字は会社の信用度や過去の付き合い経歴によって、高くなったり低くなったりするからです。
例えば、200万円のコピー機を契約期間6年、リース料率を1.7%で契約した場合を例に見ていきましょう。
- 毎月の支払い額:200万円×1.7%=34,000円
- 支払総額:34,000円×12ヵ月×6年間=244万8千円
トータル金額に関しては思っていたよりも高いなと思ってしまうかもしれませんね。
それでは次のところで本体リース料金以外に払わなくてはならない料金について解説をしていきます。
カウンター料金について
前述しましたが、リース期間中は毎月決められたリース料金を支払うことが、ユーザーの義務となります。
それとは別に、コピー機や複合機が使用出来なくなるトラブルを避けるための契約が保守契約です。
リース契約をしているコピー機や複合機は、カウンター料金保守サービスを結ぶ事が主流になっています。
これは印刷をする度に決められた1枚あたりの単価が支払い加算される仕組みです。
カウンター料金は機種に関係なく、それぞれのオフィスで契約ごとに金額は変わってきます。
大まかに言うと、印刷枚数の多い場合は単価が下がり、少ないオフィスは印刷単価が高くなる。
またリース料率との絡みや過去を含めたお付き合いによっても変わってきますが、一般的にモノクロ1枚2円、カラー1枚20円程度です。
他方で、この契約を結んでいる期間中に起きたトラブルにはサービスマンが現場に無償で駆けつてくれます。
出張費や修理技術料、部品交換時の部品代、メンテナンス費用等、これらは全て契約者に請求されることはない。
消耗するトナー等の消耗品も無くなる前にサービスマンにより補充してもらえますが、その費用も別途請求されません。
カウンター料金を支払うことでコピー機や複合機の煩わしいトラブルから一切解放されるのです。
そんな中、カウンター料金の内訳ですが、たとえば、カウンター料金保守サービス契約をカラー1枚20円、モノクロ1枚2円で契約したとします。
その時に月平均でカラー1,500枚、モノクロ1,500枚を印刷したとします。
- 毎月の支払い額:カラー1,500枚×20円+モノクロ1,500枚×2円=33,000円
- 支払総額:33,000円×12ヵ月×6年間=237万6千円
200万円のコピー機を契約期間6年、リース料率1.7%で契約して、カラーモノクロ半々に月平均3,000枚を印刷した場合です。
6年間に掛かるトータルコストは以下となります。
リース料244万8千円+カウンター料金237万6千円=482万4千円
これについてはかなり高いなと思ってしまうのではないでしょうか?
その他の費用について
他には用紙代と電気代がかかるくらいで、他の費用は一切掛かりませんが、もしもリース期間中に解約した場合は違約金が掛かります。
一般的には、月々のリース代金×支払い残の月数を一括で支払う必要がある。
前述の200万円のコピー機を契約期間6年、リース料率1.7%で契約を3年で解約した場合は下記の通りです。
34,000円×12ヵ月×3年間=122万4千円
結局のところ払う予定だった料金全部を払わなくてはならないため、リース契約をする際は慎重に契約を進めなくてはならないと感じます。
終わりに
さてここまで、プリンターをリース契約6年間した場合のトータルコストについて解説してきましたがいかがだったでしょうか?
リース料244万8千円+カウンター料金237万6千円=482万4千円
この数字を見て高いと感じるか安いと感じるかは賛否両論だと思います。
ただ私としては高いのかなと感じてしまう。
しかも途中契約がきかないとなると、やはりリース契約は慎重に行わないといけないと思います。
そんな中、コピー機や複合機のレンタルはメリットが大きいかもしれません。
少なくともリース契約で発生してしまうトータルコストが大きい問題と途中解約が出来ない問題はレンタルにはない。
さらにコスパに関してもリース契約よりもレンタルの方が良いためお勧めです。
参考としてレンタル人気業者を3社選んでみたので参考にしてみて下さい。
今回の記事が何かの参考になれば幸いです。
最後まで読んで頂きありがとうございました。