はじめに
大企業、中小企業、個人を問わず、ビジネスにパソコンを利用することは、必須であることは誰もが認知しているはずです。
それと同時に、企画書や報告書、見積書などの作成したデータや書類を印刷するために必要なものがある。
それがオフィスには、もはや欠かすことが出来ない周辺機器であるプリンターです。
一般的にはオフィスでよく使われているものはトナーカートリッジを使うレーザープリンタとなります。
反対にインクカートリッジに代表されるインクジェットプリンターは家庭用の感がある。
そんな中、今回の記事ではこのインクジェットプリンターについて詳しく解説をしていきたいと思います。
またインクジェットの種類には染料インクと顔料インクそれぞれありますので、それらについても詳しく説明をしていくので最後まで読んでみて下さい。
それではまずはじめにレーザープリンターとインクジェットプリンターの違いについて簡単に説明をしておきます。
レーザーとインクジェットの違い
レーザープリンターはオフィスなどのビジネスシーンで使われることが多いようです。
高価な印象があるものの、家庭用として使うことが可能なリーズナブルな製品もあることが特徴。
そんな中、印刷スピードはインクジェットプリンターよりもレーザープリンターのほうが早い傾向にある。
そのためレーザーは大量の書類を印刷することに長けていることが特徴、また大量印刷をスピーディーに行えるところが重宝されています。
他方で、インクジェットプリンターは、液体インクを紙などに吹き付けて印刷することが特徴。
つまりシンプルな機械構造のため、レーザープリンターより本体価格が安いところが人気の秘訣です。
またカラーインクについては、少ないインクジェットは4色だけれども、現在の主流は6色となっている。
上位機種では何と10色以上を表現出来るものもあり、微妙な色合いの違いも再現出来るため業界によっては喜ばれています。
すなわち、美しい写真を印刷できるのはインクジェットプリンターの強みなんです。
それでは次のところでインクジェットプリンターのタイプについて解説をしていきます。
2つのタイプとは??
インクジェットプリンターの使用するインクには、染料インクと顔料インクがあるのですが、それぞれ特徴が違ってきます。
顔料インク
インクジェットプリンターの弱点を克服したものが、まさに顔料インクを利用するビジネスインクジェットプリンターと呼ばれるものです。
顔料インクは、読みやすい文字表現が可能であり、耐水性が優れていて滲みにくい特性があることは有名なところ。
染料インクのデメリットにある全体的に用紙が湿っぽくなってしまうことや、一定の乾燥時間が必要だった弱点も克服しています。
逆に、繊細な色表現は染料インクには勝てないかもしれません。
ビジネス文書には、1枚の用紙に文字だけで無く写真や表が表現されることも多いですよね。
文字を表現する黒には顔料インクが有利であり、カラー表現には染料インクがベストとなる。
そして実はこれら二つの特徴をカバーしたビジネス特化型タイプのインクジェットプリンターもある。
このことについては頭の片隅に覚えておいて頂けたらと思います。
染料インク
昔から広く家庭用で普及しているインクジェットプリンターの多くは染料インクを使っているケースが多いです。
染料インクは色の再現性に優れているだけではなく、繊細なトーン描写など写真印刷に向いている。
写真の基本は光と影があることですよね?
たとえば微妙に変化していく人物の顔の表現は、染料インクを使ったインクジェットプリンターの一人勝ちです。
繊細な表現を数値化したものが専門用語で言うと、解像度と呼ばれるものですね。
印刷方式を考慮せずにインターネットで検索をしながら、解像度について満足度が高いプリンターを調べてみて下さい。
染料インクを使ったインクジェットプリンターが上位をほぼ独占している状態になっています。
例えばですが、インクジェット方式のエプソンプロセレクションSC-PX1V解像度は、5,760×1,440 dpiです。
これに関しては非常に解像度が高いのですが、一方でレーザー方式エプソンLP-S6160の解像度は1,200×1,200dpi。
5,760×1,440 dpiに対して、1,200×1,200dpiなので解像度は大きく差が開いています。
そんな中、写真屋さんの写真プリントも、染料を使ったインクジェットプリンターを利用しているところがほとんどです。
ご存知の通り、光沢のある写真用紙を利用していることが通常の紙に印刷する家庭利用と異なるところ。
染料インクを使ったインクジェットプリンターで、光沢のある写真用紙を使えば、クオリティの高い印刷をすることが可能です。
このようにメリットが大きい染料インクですが、染料インクは水に弱く、滲みやすいデメリットもあります。
染料インクを利用した文書は、長期保存には向かず文字もボンヤリしてしまうのです。
したがって保存する必要が有り、読みやすさが必要なビジネス文書の用途には、インクジェットプリンターは向かないかもしれない。
用途によってどのプリンターを使うべきかを細かく検討してみてください。
終わりに
さてここまで、インジェクトプリンターとレーザープリンターについて簡単に解説をしてきました。
またインクジェットプリンターの染料インクと顔料インクについてもそれぞれ説明をしてきましたがいかがだったでしょうか?
プリンターを一つとってみても、レーザープリンターとインクジェットプリンターと2種類あります。
それに加えてインクジェットプリンターで使用するインクに関しても「染料インク」と「顔料インク」2種類ある。
これらのタイプは印刷をする目的や用途によって使い分ける必要があります。
使い分けることによってコスパや印刷クオリティも大きく変わってくるため注意が必要です。
ただ実際に具体的な使い分け方がイマイチわからないという方が多いような気がします。
もしもそのような人がいるようならば、ぜひ私どもの30分無料相談窓口にお問い合わせをお待ちしています。
コピー機やプリンターのプロがベストな提案をさせて頂きますので気軽に利用してみて下さい。
今回の記事が何かの参考になれば幸いです。
最後まで読んで頂きありがとうございました。